夏の冷たい汁物

夏の低山ハイクでは、暑さにすっかりバテてしまって、昼食もノドを通らなくなりがち。そこで!食欲を増すキリリと冷えた汁物を、和・洋・中の3種類考えてみました。

    
冬瓜のそぼろあんかけ    冷製ポタージュスープ    貝柱ときゅうりのスープ

汁物を冷たいまま持ち運ぶには、やっぱり広口魔法瓶。半日以上冷たさが持続するし、横倒しにしてもこぼれないし、具が大きい(某レトルトカレーじゃないけど)汁物でも難なく入る大口径。やっぱ時代は広口魔法瓶!何はなくとも広口魔法瓶!


広口魔法瓶

・・えー、当サイトは魔法瓶メーカーとは何ら利益関係にありませんので、そこんとこよろしくお願いします。(説得力ゼロ)

1,冬瓜(とうがん)のそぼろあんかけ

おにぎりその他のごはんものにあう、和食系には珍しい冷たい汁物です。

<材料>
冬瓜、鶏ひき肉、枝豆
ショウガ

調味料など:
和風だし、みりん、しょうゆ
かたくり粉


<作り方>
登山日の前日夜に作ります。夕食・朝食用に大量に作って、余りを山にもっていくとよいでしょう。

冬瓜は種をとり、皮をむいて一口大に切ります。鶏ひき肉とともにだし汁に入れ、アクとり紙でアクをとります。(お玉で丹念にすくい取っても可)

 

市販のアクとり紙を落としてアクをとります。
最近は便利なものがあるんじゃのう・・。

みりんとしょうゆで味付けし、別にゆでた枝豆を散らします。かたくり粉でとろ味をつけた後、すりおろしたショウガを入れます。そして火からおろして冷まします。

冷めたら冷蔵庫で冷やし、翌朝取り出して魔法瓶に詰めます。スプーンを持っていくのをお忘れなく!

トロリとおいしい和の味わい。冬瓜のみずみずしさが絶品です。枝豆の緑色が彩りを添えます。見えないけど。(ちゃんと写真撮れなくてすいません・・)

2,冷製ポタージュスープ

近年では夏になると、スーパーの飲料売り場に冷製スープのパックが並ぶようになりました。おそらく夏場に売上げが激減するスープメーカー(めいらくグループほか)が、知恵をしぼっていろいろ開発したのでしょう。表示のパンプキンスープのほか、いくつかの種類があります。



なお、当サイトはめいらくグループとは何ら利益関係に(以下略)

<作り方>
買ってきた冷製スープを冷蔵庫で冷やし、広口魔法瓶に注ぐ。以上。

 

とっても簡単な料理(?)ですが、山ではめちゃくちゃウマいです。この濃ゆさがたまりません。サンドイッチなど、パン料理によくあいます。スプーンなど使わず、ドリンクのごとくグビグビ飲みましょう。

3,貝柱ときゅうりの中華風スープ

<材料>
貝柱フレーク缶詰、ネギ、きゅうり
中華スープの素(鶏ガラスープの素などでも可)、料理酒
かたくり粉、ごま油


ネギはこんなにいりません・・半分で十分。

<作り方>
中華スープの素でスープを作り、貝柱フレークを汁ごと加えます。料理酒で味をととのえ、みじん切りにしたネギと、薄く輪切りにしたきゅうりを入れます。煮立ったらかたくり粉でとろみをつけ、風味付けにごま油をごく少量たらしてできあがり。


洗面所に水を張って冷やし、冷めたら冷蔵庫へ。
なお、料理本には温かいスープとして紹介されていましたが
そういう細かいことは気にしてはいけません。

翌朝、広口魔法瓶に詰めてパッキングします。スプーンを忘れずに!

貝柱からいいダシが出て、リッチなおいしさ。一晩置くときゅうりが浅漬け風に変色するのがややマイナスですが、味と品質に影響はありません。


ちらし寿司のお弁当と合わせてみました。ウマ〜!
(撮影前に手をつけるなよ・・)
※ちらし寿司のどこが中華だ、というツッコミには聞こえないフリをします


===
3品とも、温めてもおいしいスープなので、冬場には煮立てたものを素早く魔法瓶に詰めて持っていきましょう!その場合、汁を入れる前に熱湯で魔法瓶を温めておくと、保温効果がより長持ちします。
(ただし、ポタージュスープ以外の2品はあっさり味なので、冬の登山にはチト物足りないかも・・ ^-^;)

以上、山はもちろん、普段のお弁当のプラスアルファとしても最適な広口魔法瓶メニュー3品でした!
もちろん、皆さんの工夫しだいで、もっといろいろな冷たい汁物を野外の食卓に添えられると思います。広口魔法瓶の可能性は無限なのだ!!


えー、当サイトは魔法瓶メーカーとは何ら(以下略)



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