キムチ鍋


寒い季節の定番、キムチ鍋に挑戦してみました!!
(情報提供スペシャルサンクス:watachan様ほか多数の方々 ^-^ )

なお、毎度ながら写真は家で作った時のものを使用しておりますが、周囲の雪山風景と脳内合成していただけると幸いです( ^-^;)

  

まずは材料。一口にキムチ鍋といっても、人によって具材も味付けも千差万別ですが、しじみの場合は以下のような顔ぶれになります。

 

具:キムチ、豚バラ肉、白菜、ネギ、えのき、油揚げ、ニラ、中華麺
味付け:ごま油、味噌、中華スープの素、すりごま

いろいろ取り揃えておりますが、これは装備重量的にかなりMAXな状態ですので、鍋奉行様の方針に応じて適宜減らしていただければと思います。最低限、キムチと豚肉さえ入れればキムチ鍋と言い張れる??(さらにキムチも削ってキムチ鍋の素を使うという超法規的措置も存在しますが、それだったらいっそ別の料理にした方がいいかと・・ ^-^;)

具材はあらかじめ家で切って持っていきます。真冬なら腐敗もまずないと思いますが、気になる人はフリーザーバッグに入れていけば無問題。

では作り方。鍋にごま油を熱し、豚肉とキムチを炒めます。油は鍋底にまんべんなく敷かないと、ペラペラのアルミ鍋では盛大に焦げ付くので注意。
また、キムチは味付けも兼ねるので、最初は半量ぐらい投入し、あと半分は第2ラウンド用にとっておきましょう。ここで全部入れてしまうと、キムチ鍋が後半からチャンコ鍋に変貌します。(それはそれで悪くないかもしれないけど・・)

これだけでビール3杯はいけそうな豚キムチになりますが、そこはグッと耐えて水を投入し、沸騰させます。そういえば吉野家にこんなメニューあったなぁ・・。

 

ここでワンポイント。雪山ではガスストーブの火力が極端に落ち、なかなか沸騰しないので、イラチのしじみはあらかじめ家で熱湯を詰めた広口魔法瓶を用意しておき、湯から沸騰させます。これによってずいぶん調理時間が短縮できます。
広口魔法瓶は、鍋を作りすぎて余った時に詰めて持って帰ることもできるし、あるいは午後のコーヒータイムにマグカップの代わりとして使うこともできます。冬山には欠かせない道具です。

なお、キムチ鍋では具の野菜(特に白菜)からかなり水分が出るので、水は少なめにしておいた方がいいでしょう。上の写真はやや水入れ過ぎ( ^-^;)

野菜が煮えたら、中華スープの素と味噌で味付けします。そして、ここで最後の大仕掛け!鍋にすりごまを大量にぶちまけます。

 

ええっ!?と思う方も多いかと思いますが、これがなかなかいけます。汁にコクととろみがついて食べごたえが増すし、冷めにくくもなります。ネタ元はお察しの通り「担々麺」。ぜひ一度お試しを!(より凝ってみる場合は、あらかじめ豚肉にすりごまを揉み込んでおくとなおウマイと思います)

あとは、もしあればにんにくチップを散らして、本格的キムチ鍋のできあがり!一面の銀世界の中、鼻水すすりながらかき込みましょう!

  

一通り食した後の締めは、中華麺で煮込みラーメン風。もちろん好みで、うどんにしてもおじやにしてもいいでしょう。炭水化物の投入により、立派に主食として成立します。

 
※この2枚は、実は一晩経過後のドロドロ煮崩れ鍋なので、
あんまりウマそうじゃありませんがご容赦を( ^-^;)

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というわけで以上、しじみ流キムチ鍋でした〜!

キムチ鍋はカレーと同じく、強烈な辛さによって、多少の味付けミスはカバーしてくれるのが良いところです。そう、一番大切なのはキムチ。どんなに具が貧弱でも、料理の腕がおぼつかなくても、誠心誠意、キムチを込めれば、きっとあなたにも人を感動させられる料理が作れるはずです・・。

こんなオチしか思いつかなくてホントごめんなさい

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