広口魔法瓶で作るおかゆ

ある雑誌の「おばあちゃんの知恵袋」みたいなコーナーで、「魔法瓶で米からおかゆが作れます」という記事がありました。

これを広口魔法瓶に応用すれば、山の朝食でおかゆが食べられるのではないか!思い立ったら即実行。さっそく実験してみました。

広口魔法瓶に米を0.5合入れて、熱湯を注いで一晩おきます。翌朝開けてみると、見事に失敗。思いっきり米に芯が残っていました。

2回目。魔法瓶を少量の熱湯でいったん温めてから湯を捨て、0.3合に減らした米とたっぷりの熱湯を注ぎます。やはり一晩おきます。

実験成功!ちゃんと生米からおかゆができました!芯もとれてすっかり柔らかい、おいしいおかゆです!

・・・・・でも。よく考えると、これって何の役に立つんだろう?

わざわざ魔法瓶で一晩かけて作らなくても、山でおかゆが食べたければα米のおかゆを作ればいいじゃないか。あるいは、前の晩に多めにご飯を炊いて、翌朝に雑炊でも作ればいいじゃないか。

うわあ。作ってから使い道を考えるなんて、まるでどっかの国の公共事業みたいだ!!

・・えっと、一人暮らしの方が毎朝少量のおかゆを食べたい時には、わざわざ炊飯器で炊くより多少便利なワザかも・・。(趣旨変わってるし)

というわけで、登山には役に立たない大失敗の巻でした。
でも、もしこれをさらに応用して、使えるアイデアを思いついた方がいらっしゃいましたら、ぜひしじみに教えてくださいね。→メールフォーム



週刊やましじみ:登山よもやま話のサイト  TOP山料理>広口魔法瓶おかゆ