どこでもできるそうめん


山の神様
夏山のお楽しみといえば、沢筋でやる冷たい流しそうめん。でも、ずーっと尾根筋で沢がない山や、初めて行くので沢があるかどうか分からない山でも、冷たいそうめんを食べてみたい!
・・というわけで開発された「どこでもできるそうめん」。山の神様もびっくりの、手軽で場所を選ばないメニューです。

<材料>
そうめん、めんつゆ(ストレート)、卵、ハム、キュウリ
好みでワサビやショウガなど(チューブタイプのもの)

<道具>
ザル、小コッヘル、めんつゆ用小鉢、箸、タッパー
ナルゲンボトル(めんつゆ用)、冷水ペットボトル300ml
フリーザーバッグ、保冷剤

<作り方>

 

家でそうめんを普通にゆでて、氷水で冷やします。麺が冷えたら水をよく切って、タッパーに詰めます。ここで水気をよく切らないと、麺が水を吸ってブヨブヨになり、すこぶるまずくなります。(経験者語る)

同時に具のハム・きゅうりを細切りにし、卵は薄焼きにして錦糸卵に。このへんは個人の好みで、練りワサビだけでツウな食べ方をするも良し、プチトマトとかサクランボとかを乗っけて超豪華にするも良しです。
(26歳にもなってまだ「サクランボ=豪華」のイメージがあるお子様なしじみ)

具はラップして、めんつゆは漏れないようボトルに密封して(あるいは、缶入りのものも市販されています)、保冷材を敷いたフリーザーバッグに詰めます。めんつゆはつぎ足し用に多めに持っていきましょう。最後に冷水入りペットボトルを入れ、上からも保冷材をかぶせて、フタのチャックをしめます。そしてザックにパッキングします。

で、6時間たったものがここにあります。(料理番組風)


引き続き家で撮影していますが山の中だと思ってください。

乾燥して固まっている麺をザルにあけ、ペットボトルの冷水をかけて箸でほぐします。ザルの下にコッヘルを敷いて水を受けると、水を何度も使えます。


水を捨て、ほぐした麺をコッヘルに入れて、上に具を散らせば・・


ほーら冷たいそうめんのできあがり!
同じく冷え冷えのめんつゆでいただきましょう。

これなら沢筋でなくても、流しそうめん気分でそうめんが食べられる!現地でゆでる手間も火器も必要ナシの超簡単メニューです。フリーザーバッグはだいたい7時間ぐらい冷蔵がききます。

本当に道端でもどこでも(人目を気にしなければ)できる料理ですが、ひっくり返してこぼしたりするとその日一日ウツになるので作業は慎重に。
また、草深いところではハエにたかられることがあるので、できるだけ開けた、虫のいない場所でやりましょう。(経験者語る)

そうそう、食べ終わった後のめんつゆは、山に捨てずにボトルに詰め直して持ち帰りましょう!山の神様に怒られないように・・。



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