リサイクル(?)山道具


どこの家庭にもある廃品を、山道具に再利用してみました!
お金のかからない便利グッズです。

1,牛乳パックまな板

最近、登山具店で「曲げられるまな板」という商品を見かけます。プラスチックの下敷きをもう少し大きくしたようなもので、この上で食材を切って、切り終わったら板の両端をもってグニャリと曲げれば、切った食材が中央に集まってナベに投入しやすい・・というものです。

便利な商品です。でも、わざわざこれを買わなくても、実は切り開いた牛乳パックで、同じことができるんです!!


牛乳パックまな板(2枚、中央は五徳ナイフ)

これはしじみの高校時代の友人・H君が、下宿で簡単な料理を作る際に使っていたワザを登山に応用したものなんですが、実際とても便利です。牛乳パックは意外に丈夫で、まな板の代用として強度的にまったく問題ありません。しかも軽くて薄いし、曲がるのでパッキングの時もかさばらないスグレモノ。たき火をする時は焚きつけにもなります。使い捨てなので洗う手間も省けるし(捨てる場合は家まで持ち帰って捨てましょう!)、家で牛乳を飲む限り、原料は無限に供給されます。

「そんなもの持って行かなくても、コッヘル(ナベ)のフタをまな板代わりにすればいいのでは?」という方もおられるかもしれません。しじみも以前はそうでした。でもあれは、フタがキズだらけになる、ナイフが刃こぼれする、とっても不快な「ガラスをひっかいたような音」が発生する、ヘリの部分がうっとうしい・・とロクなことはありません。まあ切る食材が少量ならフタもありですが、そこそこ量がある場合はやっぱりコレをおすすめします。

ちなみにこの牛乳パックまな板、ネット検索してみたらけっこうわんさか出てきました。(同様のネタを「伊藤家の食卓」でやっていたらしいというウワサも・・)てっきりしじみだけかと思ってたんですが・・すでに知ってた方はゴメンナサイです。

2,チラシでピクニックシート

登山の昼食時、しじみはたいていシートを敷いてその上に座ります。乾燥した岩場などではそのまま腰掛けることもありますが、毎回そう都合よく乾いた場所があるとは限らないので(複数人のパーティーの場合はなおさら)、いつもシートはデフォルト装備です。

でもこのシート、使って持ち帰った後の手入れがちょっと面倒。洗って干すだけ・・ではあるけど、登山の後片づけは極力ラクしたい!

というわけで、ブショー者のしじみがピンときたのが、「広告チラシの大きいのを代わりに使って、使い捨てにすれば?」というアイデアです。

さっそく毎日の新聞にはさまってる広告チラシの中から、大きいのを見つくろってみると、あるある。1枚でタタミ1/3畳ぐらいのやつ。主に家電製品のチラシです(ミ○リ電化とか・・)。


またしょーこりもなく家の中で撮ってる・・

実際使ってみると、今までのピクニックシートと遜色ありません。防水性はしれてますが、そんなもん今までだってしれてたんです。林の中の腐葉土のような、ちょっと湿った程度の土なら問題ありません。2〜3枚持っていって、使い終わったら持ち帰ってゴミ箱にポイです。うーんラク〜。

「これだったら新聞紙でもいいんじゃないの?」というご意見もありましょうが、新聞紙はさらに防水性がない上に、インクが服につきそうでちょっとイヤです。やっぱり光沢紙がベター。また、「チラシじゃなんとなくミジメな気分になる」という方については・・ムリにはおすすめいたしません。

というわけで、リサイクル山道具2品の紹介でした!いずれも使うにはちょっぴり勇気がいるかもしれませんが(特に後者)、どうせ山の中です。人目は気にしないこと!
(なお、どっちも使い捨てなのにどこがリサイクルだ、というご批判もありましょうが、廃物利用ってことでご勘弁を・・)

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