チューブ付き袋水筒

=プラティパス ビッグジップリザーバー(カスケードデザイン)=


1.8Lリザーバー、チューブ、チューブホルダー

好日山荘などが売りまくってくれたおかげで、けっこう有名になったプラティパスハイドレーションシステムなどと何やらカッコイイ呼び方をされることもありますが、要するにビニール袋水筒です。イコカのイコちゃんと張り合っているという(?)カモノハシマークが目印。

こいつのメリットとしては:

  1. 水を飲んだ分だけ水袋の体積が減り、ザックにできた空きを有効利用できる。
  2. 本体をザックに入れたままチューブを介して水が飲めるので、水筒を取り出すためにわざわざザックをおろしてフタを開けて・・という手間が省ける。

・・の2点があげられます。でも日帰り登山では1はあまり意味がないように思えます。山菜とりなどをしないしじみにとっては、登山中に荷物が増えるという事態がまずないからです。

でも、縦走などの連泊登山では、食料などが減っているはずなのに、なぜか荷物がザックに収まりきらない荷物自己増殖の怪が時々発生するので、そういう時には多少意味があるかも。まあ袋の体積が減るといっても、そう劇的に減るものでもないんですが。

対して2は非常に便利です。水を飲むためにいちいち小休止するのはけっこう面倒だから。プラティパスなら飲みたい時にチューブをホルダーから外して、歩きながらチュッと飲めます。慣れるまではちょっと違和感がありますが・・。

現在、しじみと友人Mはどちらもこのチューブタイプの水筒を持っており、歩行中、お互いの知らない間にチュッチュと水を飲んでいます。5秒ぐらいの速ワザなので、前後に並んで歩いていても全然気づきません。小休止の回数も減り、行程速度が上がるのでよいのですが、一方で会話が少なくなるのが寂しい気もします。文明の利器は人のふれあいを奪ってしまうものですね・・。(しんみり)

ちなみにMが使っているのは、プラティパスシリーズとはまた違う、キャメルバッグと呼ばれる背嚢型水筒です。重量ではプラティパスより重くなりますが、耐衝撃性ではこちらが優れています。背負いひもがついていてザックのように背負えるので、重量負荷もそれほど感じなさそうです。背中とザックの間に挟むようにして背負います。

余談ですが、Mがこのキャメルバッグを買ったサイト「対テロドットコム」は、特殊部隊グッズを大まじめに売っている面白いサイトです。パラシュートとかも売ってます。誰が買うんだ?

まあキャメルバッグにしてもプラティパスにしても、あまりカタギの衆が使うものではないかもしれませんが・・そういえばこいつらの最大の弱点は、人のいるところで使用するのが恥ずかしいこと。なんか子どものオモチャみたいだし。(ストロー付き水筒って昔流行りましたよね・・)

この恥ずかしさをうち消すために、皆さんもぜひチューブ付き水筒を使ってユーザーの輪を広げてください。みんなで使えば怖くない!これからのトレンドはチューブ付き!!

とりあえずしじみは、チューブ水筒ユーザーを見かけたら会釈ぐらいしようと思います。



◆2006.8 追記

夏場は水がややヌルいのがプラティパスの欠点ですが、このように昼食デザートを食べた後のフリーザーバッグに入れてチューブを出せば、保冷剤はだいたい1日はもつので、午後の行程では冷たい水が楽しめます。アッタマイイ!
(え?誰でもそれぐらい考えつくって? ^-^;)



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